2011年の冬は、日本にスキーが伝わってちょうど100年という記念の年になります。これを機にスノースポーツ・スノーリゾート業界が一丸となり、改めてスノースポーツの楽しさや、雪国観光の魅力を発信しようと、当協議会の前身であります「日本スキー発祥100周年委員会」は発足しました。
ウインタースポーツ人口の拡大を中心に、雪国への観光、レジャー客の増加を図るため、様々な事業を展開。その一連の活動のメインイベントとして、2010年12月のシーズン前に、東京お台場から全国に向けて、冬のスノーシーンの魅力を発信する「TOKYO SNOW WORLD in ODAIBA」を開催しました。
※1911年1月12日、新潟県高田町(現・上越市)の金谷山にて「mettez les skis !(スキーを履きなさい)」のかけ声とともに日本で初めて組織的なスキー指導を行った人物がいました。オーストリア・ハンガリー帝国(当時)のレルヒ少佐です。そのころの日本は、日露戦争で勝利を収めており、世界各国から、多くの軍人が視察のために日本を訪れていました。その中にレルヒ少佐の姿もあったのです。レルヒ少佐がスキーの名手であることを知った陸軍13師団(現・陸上自衛隊高田駐屯地)の長岡外史師団長は、レルヒ少佐にスキーの指導を積極的に働きかけ、その結果、日本に初めてスキーが伝えられました。